目次:日本再興戦略
- 欧米とは何か
- 日本とは何か
- テクノロジーは世界をどう変えるか99
- 日本再興のグランドデザイン
- 政治(国防・外交・民主主義・リーダー)
- 教育
- 会社・仕事・コミュニティ221
ここだけは押さえよう!「気づき」8項
私が「!」「?」となった気づきをご紹介致します。
人口減少は人類史上稀有な大チャンス
僕の座右の銘は「変わり続けることを変えず、作り続けることをやめない」ですが、最近気に入っているフレーズがあります。
「指数関数的成長にとって、全ての点は、いつでも始まったばかりだ」というフレーズです。人口減少は人類史上稀有な大チャンスです。
日本再興戦略 [ 落合陽一 ]
現実は1つ:人口減少
その現実を解釈する方法は無限。
それならばポジティブに解釈し、変わり続けましょう。
百姓=100の細かい別々の仕事をしている人
日本人は、古来、生活の一部として仕事をしていました。
先に述べた百姓という言葉は、農耕主体の社会において100の細かい別々の仕事をしているという意味です。東洋的にはずっと仕事の中に居ながら生きている、そしてそれがストレスなく生活と一致しているのが美しい。
日本再興戦略 [ 落合陽一 ]
会社を基盤にしてもいいし、地域コミュニティを基盤にしてもいいし、趣味を基盤にしてもいい。ひとつコミュニティに依存するのではなく、いろんなコミュニティに依存すればいい。そういう風になれば、日本人の生活や仕事はもっと楽しくなるはずです。
日本再興戦略 [ 落合陽一 ]
得意なことで目の前の人に貢献していくために、「百姓」になる。
1つの仕事(役割)ではなく、複数のコミュニティに属し、複数の役割を見つけていくことが大切。
カーストは幸福のひとつの形
多くの人が「カーストは幸福のひとつの形」と答えてくれたことがありました。なぜカーストが幸福につながるのかというと、カーストがあると職業選択の自由はない反面ある意味の安定は得られるからです。生まれたときから、どういう層の人々と結婚するのが分かっているし、誰と結婚するかもだいたい分かっている。また、未来において自分の子どもが自分と同じ職業を得ているだろうと分かるからです。それが保証されていることは、実は「自由がなく不幸」ではなく「安心かつ康寧」なのだと聞いて、確かにその世界観は近しいと思いました。
日本再興戦略 [ 落合陽一 ]
「自由がないのは不幸」と考えることが多いですが、
「自由がない」⇒「ある程度決められた未来」⇒「安定」
と捉えることもできる。
解釈次第です。
多様性という言葉
人間を標準化するというところから生まれたというのが、これまで多様性について学んできて僕が気づいたことです。
日本再興戦略 [ 落合陽一 ]
「人間を標準化する」という考えが出てきたから「多様性」という言葉が生まれてきた。
人間は本来、標準化するべき存在ではない。多様が普通。
考えさせられる言葉です。
ライフスタイルブランド
これからの自動車企業は、道具ではなく、生活様式、ライフスタイルを定義するブランドみたいなものになっていくでしょう
日本再興戦略 [ 落合陽一 ]
モノを提供するのではなく、ライフスタイル=「生き方」を提供する。
まだまだ、イメージが追い付いていないですが、考えたい言葉です。
障がい=ダイバーシティ
障がいと言われている物は、単なるダイバーシティのひとつになる。
障がい者も、介助者が必要な高齢の方も「体のダイバーシティが高い人」という位置づけになるのです。それ戸と僕は一番いい社会だと思っています。
日本再興戦略 [ 落合陽一 ]
この解釈の仕方は「目からうろこ」です。
人口減少・高齢化がチャンスである3つの理由
1つ目:自由化
人が減って、かつ、高齢化で働ける人が減るので、仕事を機械化してもネガティブな圧力がかかりにくい。
2つ目:「輸出戦略」
日本では人口減少・高齢化が早く進む分、高齢化社会に向けた新しい実験をやりやすい立場にあります。これから中国を筆頭に世界中が高齢化します。もし日本が、人口減少と少子高齢化へのソリューションを生み出すことができれば、それは”最強の輸出戦略”になるのです。
3つ目:「教育投資」
これからの日本は、人材の教育コストを多くかけることができる国になります。なぜなら日本は人口が減少しているので、相対的に大人の数が多くなり、子どもの数が少なくなるためです。
日本再興戦略 [ 落合陽一 ]
人口減少をチャンスと捉え行動しましょう。
とにかくまずやってみる
「手を動かせ。モノを作れ。批評家になるな。ポジションを取った後に批評しろ」
悩んでばかりでは意味がない。とにかくまずやってみる。その繰り返しの末にオリジナリティが生まれ、世の中を変えることができる。それが僕の伝えたいメッセージです。
日本再興戦略 [ 落合陽一 ]
私を含め悩み過ぎることが多いと思います。
「とにかくまずやってみる」
何度でも聞いて、行動します。
感想
「日本は人口が減少していくから・・・」
「日本の考え方は・・・」
「日本の教育は・・・」
と不安になられている方へ
是非、この本を手に取り一緒に行動しましょう。
明るい、楽しい未来は私たちの行動にかかっています。
この本を読み終えたら、何か行動したいと感じるのではないでしょうか。
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この記事が少しでもあなたのお役に立つと嬉しいです。
ご覧頂ありがとうございました。
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