目次:観察力の鍛え方
- 観察力とは何か?―観察をめぐる旅への誘い
- 「仮説」を起点に観察サイクルを回せ―5つの具体的アクション
- 観察は、いかに歪むか―認知バイアス
- 見えないものまで観察する―感情類型と関係性
- あいまいのすすめ―正解を手放し判断を保留する
ここだけは押さえよう!「気づき」
私が「!」「?」となった気づきをご紹介致します。
まず言葉の意味を調べる
思索を開始する時に僕がまず行うのは、辞書を引く、だ、字義を調べる。観察という言葉の意味を紐解くところから始まる。言葉に潜む言霊を知ろうとする感じだ。
観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか [ 佐渡島庸平 ]
言葉の意味を知るために、辞書で字義を調べる。
誰でも考えつく簡単なことをすぐにできることが大切。
私も言葉を考える時は「辞書で字義を調べること」を心掛けたい。
いい観察と悪い観察
いい観察は、ある主体が、物と語に対して仮説をもちながら、客観的に物事を見て、仮説とその物事の状態のずれに気づき、仮説の行進を促す。
観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか [ 佐渡島庸平 ]
一方、悪い観察は、仮説と物事の状態に差がないと感じ、分った状態になり、仮説の更新が止まる。
仮説の更新を促すことこそがいい観察である。
最悪の状況を避ける
最悪を避け続けてさえいれば、生き延びることができるのだ。そして、それがすべてだ。継続していたら、次の機会がある。
観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか [ 佐渡島庸平 ]
最良の状況は発生しないかもしれないが、最悪の状況さえ避けることができれば、生き延びることができる。
この意識はとても大切です。
人は最良を求めることが多いと思いますが、実際は最悪を避けた方が生き延びることができるのだろう。
言葉にする
言葉だけが意識的に使えて、コントロールできる道具だ。言葉にして頭の中で整理するからこそ、暗記をして、整理することができる。言葉にして頭の中で整理するからこそ、解像度が上がる。言葉とは、人間が唯一時空間を超えて、携帯できる武器だと思っている。見たものをとにかく言葉にする。言葉にしていると、自然と問いが浮かび上がって来て、仮説が生まれる。観察に仮説が不可欠だが、何も思い浮かばない時は、言葉にすることだけを目的に観察を始めるといいと考えているのだ。
観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか [ 佐渡島庸平 ]
意識的に頭の中を言葉にする!!
これがとても大切。何気なく考えていることも言葉にしていくと「気づき」がある。
野球は27個のアウトを取られるまでは終わらない競技
野球を「ヒットを打って、天を取られないようにしてかつ競技」ではなく、「27個のアウトを取られるまでは終わらない競技」と定義づけた。
この仮説をもとに、球界にあるデータを見直した。
観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか [ 佐渡島庸平 ]
「!」「?」驚きでした。
野球をこんな風に定義づけることができたとは。
全く考えもしなかった野球の定義。
このような新たな観察力を手に入れたい。
感想
どうすれば、新たな発想を生む観察力を得ることができるのか?
この「問い」を解くために、この本を読んでみました。
私は発想力を鍛えていくために
- 頭の中にあることを言葉にする
- 真似る
- 学び続ける
を実践します。
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この記事が少しでもあなたのお役に立つと嬉しいです。
ご覧頂ありがとうございました。
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